Software engineering from east direction

六本木一丁目で働くソフトウェアエンジニアのブログ

2018年を振り返り2019年の目標を見据える

自分の心境を記録する自己満足的な振り返り。

2018年の振り返り

2017年10月に現職のBASE株式会社に転職してきてからだいたい1年ちょっと経過。「PHPカンファレンスのメインホールで登壇できるようになりたい」という目標を採用面談時にマネージャー氏に話していた私にとって、その目標に少し近づけた年だった。

発表駆動開発を一年間実践してきて今 #phpcon の際に今年1年の発表回数をカウントしたところ20回あったので、だいたい1ヶ月に1回以上はコンスタントに何かしらをアウトプットできた。

個人的には、PHPカンファレンス2018にて、PHPバージョンアップと決済リプレイスを支えたユニットテスト #phpconというタイトルで25分セッション発表ができたことは、やってきたことが目標に向けて近づいた感じがあった。

また、より低レイヤに興味があった私にとって、チャレンジしたかったGo言語での開発にも趣味から業務までつなげることができ、Go Conference 2018 Autumnでの、LT2本発表として知見をアウトプットできた。

devblog.thebase.in

業務的にも、既存・新規サービスの機能改修/開発・言語・フレームワークのバージョンアップを経験し、それ以外のテックブログへの寄稿・カンファレンスへのスポンサーの機会を増やすことができたりと、幅広いチャレンジができた。

アウトプットに対する捉え方の変化

「セッション登壇できるくらいになれば強いエンジニアになれた」と自分でも自信がつくはずと思い1年やってみたが、むしろ逆だった。 登壇などでアウトプットする機会が増えることによって、より強い人達とあう機会ができたり、発表をしたことによって改めて分かる「強い」人たちの話の深みを実感し、まだまだ先がありすぎると感じ続ける1年だった。

また、「はてぶがつく」などいわゆるバズることと、個人の技術力が比例するわけでは無いことも感じ、あくまで技術力向上の指標とする場合は、「バズる」ことに対して固執せずアウトプットすることが重要だなと感じた。

ただ、やはりアウトプットしてきたことによって、開かれた機会・得られた技術的知見があり、来年もしっかり継続したい。

2019年の目標

大方針

2018年は、「今ある仕組みの中で時には愚直にどのように取り組みことが有効か」という観点のアウトプットが多かった。 2019年は、「そもそもの課題をどう仕組みを作って解決していくか」というステップに進みたい。

次の関心事

今年はユニットテスト周りで様々アウトプットしてきたが、次の深みとして「アプリケーション設計」分野に対して洞察を深めていきたい。

アプリケーション設計をやっていきするにあたり、Go・PHPといったサーバーサイド外の技術スタックが大きく影響するため、フロントエンド・インフラに関しても一定の理解とアウトプットを出していく。特にインフラに関しては幸い業務でECS/Fargateを触っていたり少しずつ、理解を深める取っ掛かりができつつあるので、少し遠いフックかもしれないがインフラの「基礎的」な理解を深めたい。

具体的な目標

具体的なことが語れる部分だけ明示的に目標として掲げる

  • Go系カンファレンスでのセッション登壇
    • Go Conference 2018 Autumnでは、LTにとどまったので、来年はがっつりセッションとしてトーク応募を出せるだけの深みを持ちたい。
  • PHP系カンファレンスでのロングセッション登壇
    • 2018年ショートセッションでの登壇の目標は達成できたので、更に体系的で深みのあるインプットをして、ロングセッションでの登壇をしていきたい。
  • 合計発表時間300分
    • 20分相当を15回すれば達成できる数字として300という数字を設定した。
  • OSSを3個以上公開する
    • 大方針として、「そもそもの課題をどう仕組みを作って解決していくか」というものを目指すため、第一歩としてどんなものでもいいのでちゃんとOSSとしての訂正をもってツールなどを作成・公開していく。

まとめてみて

特に誰に読まれるであろうなどを一切考えずに書いたので、裏付け情報や根底の背景などはすっ飛ばして書いた結果、改めて関心の濃淡を再確認した。
ここで書いていないこととして、「何を実現したいか」ということに関しては言及していない。それは、「手がけているサービスをどうしていきたいか」などが挙げられるであろう。ただ確かなことは、「サービスをもっと良くしたい」などの実現に対するモチベーションはたしかに持っていて、だからこそ、実現する意義があると感じる現職に在籍していることだ。
個人として、「実現できたら世界が良くなる」ということに対して実現できる能力がどれだけあるかということに関して職業エンジニアの価値があると根底に思っているが、価値あるものであるために現時点の関心は眼の前に映る「より良さそうな自己になるにはどうすればよいか」に集中している。
他人のスタンス・価値観を理解する際にも、何により関心を集中させているのかは有用な観点ではないかと思った。

というまとまらない終わり方をして、平成最後の振り返りエントリを納める。